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島根大学SMILEのぶろぐです☆


by smile-ifmsa
こんばんは、土井です。

今日の朝、ウィーンを出発し、今はローマの空港で飛行機を待っています。

無事に1ヵ月の実習が終わりましたので、これまでの実習を振り返ってみたいと思います001.gif

1.手術の見学

大体毎日4~5例の手術があり、私は、1日2例くらい手術の見学をしていました。

ほとんどの手術は、学生がアシスタントとして参加しており、
私も帝王切開や単純子宮全摘術などのオペのアシストをさせてもらいました。

Drは、「Hold this」「Take it」などと英語で指示してくれましたが、
手術のスピードが速く、ついていくのに精一杯でした008.gif
けれど、器具を持ったり、血液を吸引したりと色々なことをさせてもらい、とても勉強になりました。

下の写真は、手術室の様子です。

4週間の実習を振り返って_e0129216_3124185.jpg


2.病棟患者への処置

朝7:30からは、点滴、採血などの病棟患者の処置があり、それらを手伝わせてもらいました。

針には、細いチューブが付いていて、「バタフライ」と呼ばれていました。(下の写真の右側が針です。)
その針と試験管をつなげ、採血するのですが、初めは器具のセッティングだけでもすごく時間がかかってしまいました。

4週間の実習を振り返って_e0129216_316131.jpg


オーストリアでは、海外の学生が病院で実習していることは珍しくないので、
私や英語で話しかけ、採血させてほしいと伝えると、患者さんは快く応じてくれました058.gif

最後の週には、一人で採血できるようになり、とても貴重な経験ができました。

3.お産の見学

分娩室は3つあり、常に数人の助産師さんが待機していました。

私は、2回お産の見学をしましたが、とても感動的でした
お産には、妊婦さんのだんなさんが付き添っており、
生まれた赤ちゃんと記念撮影していて、微笑ましかったです012.gif056.gif

私は、臍帯血からの採血などのアシスタントをしました。

4週間の実習を振り返って_e0129216_318947.jpg

上の写真は、病院の正面玄関です。

この4週間で本当にたくさんの経験をさせてもらい、SMILEのみなさん、オーストリアのIFMSAメンバーのみなさん、そして病院のDrやNrsの方たちに心から感謝しています。


島根大学医学部医学科5年
土井遥加 
# by smile-ifmsa | 2010-05-03 03:24

オーストリアの医療事情

こんにちは、土井です。

今日は、インターンのDrから教えてもらったオーストリアの医療の話について書きたいと思います001.gif

1.医療保険
医療保険について聞いたところ、オーストリアにも国民皆保険のようなものがあるそうです。

医療費は国が全額支払い、病院での自己負担はゼロとのこと。

Basicな保険の上にPrivateの保険があり、Privateの患者さんは優先的に診察を受けれたり、個室の病室を選べたりできるそうです。
また、Privateの患者さんは、医学生は見学させてもらえないです。

2.研修制度(Family DoctorとSpecialist)
オーストリアでは、6年間で医学部を卒業した後、3年間、全ての科で研修すれば、Family Doctorになれます。
さらに4~5年、特定の科で研修すれば、Specialistになれるそうです。
人気の科は、内科や眼科、産婦人科などだそうです。

オーストリアの医療の問題点として、Family Drになりたがる医師が少ないということがあるそうです。
これは、多くの患者さんが、Specialistに診てもらいたいため、Family Drがあまりもうからないからだそうです。


私が話をきいたDrは、インターン(初期研修)を2年間イギリスでした、3年目のDrでした。

オーストリアの医療事情_e0129216_23484855.jpg


上の写真は、カフェテリアで、インターンのDrたちと撮ったものです056.gif
テーブルに置いてあるのは、千代紙で折ったつる。
Drたちにプレゼントしたら、喜んでもらえてうれしかったです♪

ではでは。

土井遥加
# by smile-ifmsa | 2010-04-26 23:49

Düsseldorf(Germany)より

Düsseldorf(Germany)に留学している河野です・・・えとぅです。
実習が始まって・・・3週間がたちました023.gif

遅くなってすいません042.gif浦木に急かされましたし、書きます(笑

明後日にはザルツブルク周辺(オーストリア)やミュンヘンに旅行しに行ってそのまま帰るので、ちょっと長くなりますが、今までの報告をします。

私は3月26日に日本をたってパリに2泊し、高速(?)鉄道でドイツへ向かいました。その後せっかくなので、フランクフルトを基点としてハイデルブルグ・ヴィルツブルグ・ヴィースバーデン・ライン川下り・リューデスハイム・ケルンを3泊4日で一人旅をしました006.gif

Düsseldorf(Germany)より_e0129216_8305649.jpg

写真は世界遺産のケルン大聖堂です。本当はヴィースバーデンという温泉療法という名の混浴の写真を掲載したかったのですが、女性のみの日に行ってしまい玉砕しました(笑

さて留学の方ですが、Heinrich-Heine-University Düsseldorfという大学の心臓外科で実習をしています。
Düsseldorf(Germany)より_e0129216_842592.jpg


ここの心臓外科はドイツの中で特に有名ではないのですが、心臓外科のOP室が3部屋は確保されていて、1日に各2~3例あるので単純計算でも簡単に年間1,000例を超えます。(年間1,000例は見当もつきにくいと思いますが、普通の日本の大学病院で約100例程度です)

また医者も30人を超え、教授も7人います(笑 その7人も含め12人の上級医がいるのですが、その中に日本人の先生がおられ、術中に日本語で詳しい説明をしていただいています。

英語で!というのがこのexchangeの趣旨だとは思いますが、緊迫した心臓外科の手術のなかで、英語で聞ける状況では全くなかったので助かりました001.gif

オーストリアは午前中で終わるそうですが、僕は7時からカンファに出席して、入院患者さんの採血、ドレーンや一時的なペースメーカーを抜いたりして、2例の手術に入るので夕方4時くらいに終わります・・・へとへとです(笑 だからビールがうまいんす068.gif
 
すでに25例の手術に立会い、5例助手として縫合などをしました。きっとポリクリでは見れない症例や術式を見れたのは良い経験になりました。
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ドイツの医学部は70%が女性らしく、どうしても一回フェイドアウトするので社会問題になってて、多くの海外からの雇用があるそうです。

そして普段はと言いますと、週に4~5日はビールを飲んでいます(笑 パーティーやら、他のexchangeの子やらポリクリの人やら他の日本人の先生やらコンタクトパーソンの彼氏やらそのお兄さんやら・・・なんか完全に脂肪肝っすね(涙

週末もミュンスター・エッセンに一人旅や、ブレーメン・ハノーファーに4人くらいで旅行したり、ドイツはサッカー大国 ということでスタジアムに観に行ったりして楽しんでいますよ・・アイスランドの噴火さえなければ(笑 皆さん、もう爆発しないようにお祈りしてくださいな あたしゃ日本に帰れなくなってしまいます008.gif


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余談ですが、実際海外で経験を積まれている先生の話だと、なかなか日本の医局から海外に行くのは努力が必要だそうです(苦笑 
                                        河野 敦則
# by smile-ifmsa | 2010-04-22 09:17 | Germany

Budapestへの週末旅行♪

先週末、ハンガリーの首都ブダペストに行ってきました。

金曜日の夕方にウィーンからバスで出発し、約4時間でブダペストに到着しました。

ハンガリーの学生に教えてもらった「Orangeways」という会社のバスに乗ったのですが、
ネットでチケットを買え、往復で20ユーロとすごく安かったです!

その上、バスはとっても快適な座席で、ドリンクのサービス(カプチーノやココアなど)もありました☆

下の写真は、くさり橋から見たブダの街並み。

Budapestへの週末旅行♪_e0129216_2275513.jpg




土曜日は、朝から有名どころの観光にくりだしました♪

まずは、東駅で両替をし、ハンガリーの通貨フォリントを手に入れ、ブダペストカードという公共交通機関の48時間フリーパスを買いました。

そして、いざ聖イシュトバーン教会へ!

とても大きな教会で内部の金色の装飾がとても綺麗でした。
長い階段を上がると展望台へ行くことができ、ブダぺストの街並を一望することができました。

次に、くさり橋というドナウ河に最初にかかった橋を渡り、ペストからブダに移動し、
ケーブルカーに乗って、王宮へ向かいました。

下の写真に写っているのが、くさり橋です。

Budapestへの週末旅行♪_e0129216_2283251.jpg



王宮の中庭はとてもきれいで、よく晴れていたのでいい写真をたくさん撮ることができました。

そして、王宮の中にあるブダペスト歴史博物館へ。
International Tourist Dayだったため、なんと入場料は110Forint(約60円)でした!



ブダペストの歴史を紀元前から現代まで知ることができ、膨大な数の彫刻や食器などのコレクションに
驚くばかりでした。
また、地下には14世紀の王宮の遺構があり、まるで迷路のようになっていました。

その次に行った漁夫の砦という所では、鷹の見世物があったり、砦の中がレストランになっていたりと、
にぎやかでした。
また階段のところでは、結婚の記念写真をとっているカップルがおり、とても素敵でした☆

観光の後は、若者や観光客でにぎわうヴァーツィ通りをウインドショッピング。
ハンガリーでは、ヘレンドの磁器が有名なので、私も磁器の小さな器を買いました♪

夕食には、レストランでおいしいハンガリー料理を食べ、ハンガリーを満喫した一日でした。

土井遥加
# by smile-ifmsa | 2010-04-20 13:20

Austria ~Vienna~ 

ウィーンに留学している5年の土井です。

なかなかインターネットを使うことができず、報告が遅くなってしまい、すみません。

実習が始まって、約1週間が過ぎました。
これまでの実習の様子やウィーンでの生活について、報告します。

1.実習
私は、ウィーン大学の病院のひとつであるGotAustria ~Vienna~ _e0129216_4255263.jpgtlicher Heilandという病院の産婦人科で実習しています。

とても新しい病院で、産婦人科には、約10人の医師(そのうちインターンのDrは5人)がいます。

私は、インターンのDrに付いて回り、入院患者さんの処置(採血、点滴、術前の問診など)、外来、手術、お産の見学などをしています。

日本と違うところは、採血や点滴を医学生も行うことができるところです!
産婦人科で一緒に実習しているハンガリーからの医学生は、一人でてきぱきと採血や点滴をしていて、びっくりしました。

実習は、朝7:30頃から始まり、7:50からの産婦人科のDr全員でのミーティングに参加した後、色々と見学し、12:00には終わりでした。

オーストリアでは、どのDrもお昼で仕事が終わるそうです!(当直のDrは、午後も働きますが、次の日は休みだそうです。)

2.生活
私は、ウィーン大学の学生のアパートに住んでいます。寝室は個室ですが、キッチンや洗面所などはシェアしています。

近くにスーパーがいくつかあり、新鮮な野菜や果物、たくさんのパン、チーズ、ハムなどが安くで買えるので、
朝晩はサンドウィッチなど簡単なものを作って食べています。

昼食は、自分の分をあらかじめ注文しておくことができ、実習後、病院のカフェテリアでインターンのDrやハンガリーからの医学生と一緒に食べています。
肉が中心の料理ですが、毎日違うメニューでとってもおいしいです♪

ウィーン市内は、地下鉄(メトロ)や路面電車(トラム)が発達していて、便利です。
私はトラムを乗り継いで、30分かけて病院に通っています。

他の都市でのアクセスも簡単で、鉄道やバスが安くて本数もたくさんあります。
私は先週末、モーツァルトの故郷であるザルツブルクという街に行ってきました。
寒かったですが、とてもきれいな街でした☆


では、また報告させてもらいます。


土井 遥加
# by smile-ifmsa | 2010-04-15 04:13